ぐんまnote

群馬県高校生オフィスツアー2025<中毛ツアー>

イベント報告レポート

●出発

 

中毛オフィスツアーの集合は前橋駅南口です。

前橋や高崎、渋川、太田、桐生など県内各地から高校生21人が参加。ツアーへの参加は「進路選択の参考になればと思った」「県内の企業について知りたかった」と、将来を見据えた積極的な理由が。バスに乗り込み、さあ出発です!

 

今回のツアーをナビゲートする、JTB群馬支店の高野さんの挨拶でスタート。高野さんは群馬県出身で、県内の女子高校から都内の大学へ進学。その後、「大好きな群馬で働きたい」と地域限定職という形で大手JTBへ入社を決めたそうです。

 

「自分も学生の頃、こんなふうに地元企業を知る機会があったら、もっと選択肢が広がっていたと思う。今日はたくさん質問をして、それぞれの“推し企業”を見つけてください」そんなエールを受けて、参加者は1社目の訪問先「株式会社ジーシーシー」へと向かいます。

 

【株式会社ジーシーシー】https://www.gcc.co.jp/

 

前橋市天川大島町にある「株式会社ジーシーシー」は、自治体向けサービスに特化したIT企業。群馬県を中心とした全国の地方自治体に情報処理サービスを提供し、業務の効率化を図り、住⺠サービスの充実に貢献しています。

 

2022年12月にオープンしたという地上6階建ての群馬本社は、「人、空間、環境が共存するワークプレイス」をコンセプトに建てられた、スタイリッシュな外観の新オフィス。社員の方に出迎えていただき中に入ります。

 

⚫︎会社説明

 

 

広々とした空間が広がる1階フロアの奥に設けられたスペースで、まずは採用担当の相澤さんから会社についての説明がありました。相澤さんも群馬の高校から都内の大学に進学し就職、地元に貢献できる仕事がしたいと、2019年に群馬にUターン転職をしたそうです。

 

今年創業60周年を迎えた同社の自慢は、「社員の暮らしも成長も支える地域密着型IT企業」。

・女性や子育て世代にも配慮した働きやすさ

・充実した福利厚生

・スキルアップを後押しする制度

・公共性の高い事業で地域社会に貢献できる魅力

など、地元で長く安心して働き続けたい人に最適な環境が整っているとお話がありました。

 

⚫︎社内見学

 

会社説明の後は、2チームに分かれてオフィスツアー。

まずは社員が自由に使える1階のフロアをひと回り。同社はクラブサークル活動が盛んで、このフロアでは終業後にボードゲーム部が活動しているそうです。個性豊かなクラブが16団体あり、普段関わることのない部署の人同士が集まって、皆楽しく活動しているとのことでした。

 

専用アプリを使ってスマホでお菓子が買えるピックスルーストアや、ガラス張りの会議室、空気から飲料水を作るウォーターサーバー、モバイルバッテリーがずらりと並ぶ様子はさすがIT企業という印象。

 

また、同社では各フロアにグリーンをたくさん配置し、目にも優しくリフレッシュできるような空間を作っているそうです。

 

続いてエレベーターに乗って社員の皆さんが働いているフロアへ移動。個人情報を扱う業務のためセキュリティはとても重要で、各エリアに入るためにはICカードがないと通過できないシステム。広々としたオフィスでは、社員の皆さんが真剣な表情で業務に取り組む姿が印象的でした。

 

⚫︎座談会

 

1階に戻り、休憩後、今度は若手社員による座談会が行われました。システムエンジニア職、インフラエンジニア職、営業職の四人が登壇し、経歴や趣味、仕事内容、部署・チームの雰囲気を紹介。すごろくシートで、それぞれの学生時代からこれまでを振り返り、私のリアルライフとして、休日の過ごし方など様々なエピソードを語ってくれました。

 

⚫︎質疑応答

 

質疑応答では、代表取締役社長の町田敦さん自ら挙手。「一度は都会に出たいと思った理由は?」「なぜ群馬で就職しようと思ったの?」といった質問を投げていました。

 

最後に、四人から高校生に

「高校時代はかけがえのない時間。いろんな経験をしてほしい」

「焦らずに自分の可能性をどんどん広げてほしい」

「これから何にでもなれる。自分がやりたいことに全力で取り組んで」

「今を大切に。興味を持ったことに挑戦を」

とアドバイスが。

 

町田社長からは

「物事をあまり決めつけない方がいい。もっとできるんじゃないかと工夫する、柔軟な知恵の使い方をしてほしい」というメッセージをいただきました。

 

⚫︎ランチタイム

ランチタイムは、ジーシーシーの子会社であるジーシーシーアグリテックで作られたガパオライスのお弁当に、スイカのおまけ付き。お昼休憩中の社員の皆さんも各テーブルにつき、一緒にランチを食べながら自身の進学や就職活動についてのエピソードを話してくれたり、高校生からの質問に応対してくれました。

 

以上で1社目のオフィスツアーは終了です。

次は群馬県庁に向かいます。

 

【群 馬 県 庁】

⚫︎見学

 

正面玄関前でバスを降り、エレベーターで21階に向かいます。案内をしてくれたのは、デジタルトランスフォーメーション課企画チームの黒澤さん。

 

南フロアには、「デジタルトランスフォーメーション課」と「交通イノベーション推進課」がありました。1999年の県庁舎竣工から年数が経ったため、机などの更新にあわせてオフィスのレイアウトを変更。働く場所を自由に選べる「フリーアドレス化」と、業務の内容や目的に合わせた最適な場所で作業ができる「アクティビティ・ベースド・ワーキング」をフロア内で進めているとのことでした。

 

共同作業がしやすいオープンエリアや、作業に没頭できるよう区切られた「集中スペース」など、とても働きやすそうな環境が整っていました。

 

 

その後は、32階の官民共創スペース「NETSUGEN」と動画・放送スタジオ「tsulunos」、31階のソーシャルマルシェ&キッチン「GINGHAM(ギンガム)」を見学。

 

「NETSUGEN」は、場所、情報、人脈を提供する場として2020年に誕生。コワーキングスペース、打ち合わせスペース、交流スペースに、新たなビジネスや地域づくりにチャレンジする人が集う、イノベーションの創出拠点だそうです。

 

「GINGHAM(ギンガム)」は、誰でも利用できるキッチンやまるで公園のような芝生広場のある交流スペースで、毎月様々なイベントが行われているとのことでした。

 

県庁を後にし、2社目に向かいます。

 

移動の車内では、高野さんから「群馬で働くことの魅力」について紹介がありました。

・満員電車とは無縁の、ストレスの少ない通勤環境

・物価や家賃が安く、暮らしのコストパフォーマンスが高い

・都心から近いのに自然が豊か

・温泉やアウトドアなど、休日を存分に楽しめる環境

・地元に家族や友人がいる安心感と心強さ

都会にはない、群馬ならではのゆとりあるライフスタイルが紹介され、高校生たちも熱心に耳を傾けていました。

 

さらに高野さんからは、キャリアの面でのメリットも紹介されました。

・実は全国トップシェアを誇る優良企業が数多く存在する

・世界中と取引をしている企業も多く、地元にいながら世界とつながるチャンスがある

・地域に貢献しながら、やりがいを持って働ける

群馬で働くことは、快適な暮らしだけでなく、キャリア形成の面でも大きな可能性があることを、高校生たちは学びます。

 

「進学で一度県外に出たとしても、地元で働くという選択肢をぜひ心の片隅に置いていてください」と高野さん。

2024年には「移住希望地ランキング」で全国1位となった群馬県。私たち自身もまだ気づいていない魅力がたくさん隠れていそうです。

 

 

【株式会社アドバンティク・レヒュース】https://www.atr-eco.co.jp/

 

前橋市泉沢町にある「アドバンティク・レヒュース」は、環境問題をワンストップで解決する、産廃・リサイクルの総合ソリューション企業。企業・工場・医療機関などの法人向けに、廃棄物の回収・処理からリサイクル、現場管理や環境業務のサポートまでを一括で提供しています。

 

社員の皆さんに出迎えられ中に入ると、エントランスには海洋ゴミから作られたアート作品が飾られていました。2023年10月に全面リノベーションされた新社屋は、環境ビジネスを行う会社として、外壁には補強繊維としてパルプ化した古紙や外壁廃材、コーヒー粕など持続可能な素材を使っているそうです。

 

エントランスからすぐに現れたのは圧巻の大階段!映画鑑賞や講演、プレゼンなど多目的に利用可能だというこちらの場で、まずは会社説明からスタートです。スクリーンには、遊び心あふれるミッションゲーム風の表示が。

 

⚫︎挨拶

 

まずは代表取締役グループCEOの 堀切勇真さんが登場。

「会社は、ここで働く社員とその家族を幸せにするために存在すると思っています」と語り、この新オフィスには従業員の幸せを大切にする想いが込められていることを紹介してくださいました。

 

続いて、代表取締役社長の松本清さんの挨拶。

「夏休みの貴重な1日を有意義なものにしてください」と、高校生たちへ温かいエールを送ってくださいました。

 

⚫︎会社説明

 

 

続いて、総務部長の新保草也さんが登場し、会社についての説明をしてくれました。ちなみに新保さん、元ミュージシャンだそうです。

 

アドバンティク・レヒュースは、ATホールディングスが運営する6事業社の一つ。ATグループは、群馬県、神奈川県、山形県、茨城県の東日本を中心に、産業廃棄物の収集運搬・中間処理・最終処分を提供しているそうです。

 

ATグループの中核であるアドバンティク・レヒュースは、企業や病院などが出す廃棄物を安全に処理し、リサイクルや現場管理も含めて”環境の困りごと”を丸ごとサポートする会社。「収集運搬スタッフ」「環境関連ソフト・システム開発スタッフ」「営業ソリューション提案職」「廃棄物マネジメントコンサルタント」を担うたくさんのスタッフが働いているそうです。

 

続いては、高校生と比較的年の近い若手社員2人が登場。

総務部の能勢さん、営業部の金子さんが

毎日のスケジュールを解説。仕事のやりがいや職場の雰囲気、また、社員が無料で食べられるお菓子ボックスに補充するお菓子選びのコツなどについても話してくれました。

 

また、二人とも元高校球児。アドバンティク・レヒュースさんの野球部は、様々な大会で入賞の実績があり、なんと今年の群馬県実業軟式野球大会Cクラスで見事3位入賞を果たし、念願の全国大会への出場を決めたそうです。

 

⚫︎社内見学

 

 

 

2グループに分かれてオフィスツアーがスタート。いよいよ同社自慢の新オフィスを見学・体験します。まずは大階段を上がり二階へ、太い梁に支えられた大空間に広がる景色は、まさに堀切社長のおっしゃった「会社は社員とその家族を幸せにするために存在する」というグループ理念を体現していました。

 

趣味をとことん楽しめる充実の設備があちこちに点在。

漫画や絵本、ビジネス書まで多彩なジャンルの書籍が揃う読書スペース。

音楽好きな社員のために設置された完全防音室では、思い切りカラオケや楽器演奏が楽しめます。

BARカウンターのあるリラックスラウンジは、ビリヤード台や卓球台が置かれ、仕事以外で社員同士のコミュニケーションが深まる場所。

筋トレ好きの社員が監修したというトレーニングジムには本格的な設備が揃えられ、社員の健康維持、体のケアに役立っているそうです。

大きなクッションがいくつも置かれたフリースペースでは、インストラクターの資格を持つ社員がヨガ教室を行っているとか。

仮眠室と酸素カプセル、マッサージチェアのあるリカバリーラウンジ。酸素カプセルは一人用のカプセルタイプと、複数人で入れるボックスタイプが置かれ、疲れた時はここで集中力やパフォーマンスを高めて仕事がはかどりそうです。

 

次は社員の皆さんが働いている1階のオフィススペースへ。なんと同社は、ペット連れの出勤も可能。大人しく飼い主さんの仕事を見守るかわいい姿で、皆さんに癒しを与えていました。

 

広々とした空間には、可動式の畳空間やスタンディングデスクが設置され、社員同士のコミュニケーションが生まれるよう配慮されているとのこと。入り口のデザインが特徴的なポップな色合いのブースは、打ち合わせや休憩などに使用されるそうです。他にも集中して作業ができるシックな色合いの個室型のブース。また、それぞれ雰囲気の違う会議室の扉には、同社が大切にしているという10徳の漢字が書かれていました。

 

途中、噂のお菓子ボックスを発見!高校生たちにお裾分けしてくれました。

 

⚫︎交流会

最後は、それぞれ3人のグループに分かれ、社長さんや社員の皆さんに入っていただき、高校生たちの様々な質問や疑問に答えてもらいました。先ほど案内していただいた社内のあちこちのスペースで、オフィスや仕事に関する質問が活発にされていました。

 

社員の希望を最優先に、業務スペースや会議スペースはもちろん、趣味の空間が広がるオフィスは、まさに社員第一主義をとことん貫くという会社の本気を感じました。

 

アドバンティク・レヒュースの皆さんありがとうございました。

次は、本日最後の3社目に向かいます。

 

【平方木材株式会社】https://www.hirakata-m.co.jp/

 

前橋市天川大島町にある「平方木材」は、創業125年を超える老舗企業。地域の工務店やハウスメーカー、設計事務所、建設会社などに、プレカット材・建材・住宅設備機器を供給するほか、設計支援、施工管理、リフォーム提案なども提供しています。

 

今月2月に完成したばかりという新社屋は、木材をふんだんに使った温かみのあるオフィス。エントランスに入ると清々しい木の香りが広がっています。さすが材木店の社屋といった印象です。

 

⚫︎会社説明

 

 

 

総務部の宮田さんが、「本日は、過去最高気温の中ありがとうございます」と挨拶。

平方木材の技術と、会社の長い歴史についてお話をしてくださいました。

 

平方木材は、住宅建築の総合サポートサービスを展開。家を建てるために必要な木材や建築資材の提供、設計・施工までをサポートする、まさに“家づくりの縁の下の力持ち”の会社なんだそうです。

宮田さんが「もしかしたら皆さんのお家にも平方木材でプレカットした木材が使われているかもしれませんね」とおっしゃっていました。

 

また、群馬県の優良木材をオリジナルブランドとして販売し、地域の木材加工においてトップの実績があるそうです。また、プレカットの技術を活かし、住宅以外にも幼稚園や体育館にも木材を提供したり、他にも「臨江閣」の修繕や「富岡製糸場」の改修にも携わっているそうです。自分たちの関わったものが形としてずっと残っていく仕事は、きっと大きなやりがいを感じられるでしょうね。

 

 

 

続いて、木材のプロフェッショナルという上原さんが登場し、新社屋について詳しく説明をしてくださいました。この社屋は地域材の活用・普及を目的にしており、内装材にもたくさん取り入れて、見て触れられる展示の役割も担っているそうです。「本当に気持ちよく快適な空間」と嬉しそうに話し、群馬県産の木の凄さについて熱く語ってくださいました。

 

お土産に、森林整備の過程で生まれた木材(間伐材)を使った杉の割り箸をいただきました。開けてみると爽やかな杉の香が。この香りは、杉に本来備わっている天然の抗菌作用なんだそうです。

 

⚫︎CAD設計室・プレカット工場見学

 

次は2グループに分かれて、設計室と工場見学に向かいます。

設計室では布谷さん、プレカット設計課の菊川さんから、仕事内容、CADシステムについて説明をしていただきました。

主な流れは、まずお客様から図面をもらい、CADを使って一番最初の伏図と呼ばれる図面を起こします。それを基に打ち合わせを重ね、最終的にプレカット工場に送るための図面を作成。そのデータを基に工場で加工が行われるそうです。

 

実際にどのように加工されているのか、次にプレカット工場見学に向かいます。

安全のためヘルメットを被り、外に出て社屋の裏手にある工場へ。

屋外なので夕方とはいえ暑い。そんな中従業員の方はキビキビとお仕事をしてらっしゃいました。

広い工場内に、木材を加工する音が響いています。積まれた木材には「⚪︎⚪︎邸・通柱」「⚪︎⚪︎邸・管柱」という紙が張られていました。これが運ばれて、誰かの大切なお家の柱になるんですね。

 

⚫︎質疑応答

 

涼しい会議室に戻り、最後は質疑応答です。

営業本部の市川さんと大橋さんが

「平方木材を選んだ理由」「会社の誇れるところ」「群馬でよかった点」「仕事のやりがい」「働くために必要な資質」「文系・理系で仕事の区分はあるか」「休みや残業について」など、高校生からのたくさんの質問に答えてくださいました。

 

二人とも、地元で仕事がしたいと就職活動は群馬で。平方木材で働く人たちは、皆さん優しく明るくて、人柄の良さが自慢ですとおっしゃってました。それも平方木材が長く続く理由の一つかもしれません。働くために必要なのは「当たり前のことがきちんとできる」「責任感が大事」とアドバイス。新社屋については、とても働きやすい環境で、日々の仕事へのモチベーションアップにもつながっているとのことでした。

 

平方木材の皆さん、ありがとうございました。

これで3社の見学が全て終了。バスに乗り込み前橋駅に向かいます。

 

■終了

帰路のバスでは高校生たちに感想を尋ねました。

「進路選択の振り返りになった。またこうしたツアーに参加したい」「大学卒業後は群馬に戻りたいと思っている。群馬の企業に対するイメージが変わった」「漠然と考えていた公務員以外の職業にも目を向けるきっかけになった」といった声に、車内からは自然と拍手が湧きました。参加者それぞれが、自分の将来を考える上で新たな気づきを得たようです。

 

前橋駅に到着し、それぞれが帰路へ。暑い中、本当にお疲れさまでした。

 

次回は「東毛ツアー」へと続きます。

 


 

① 中毛オフィスツアー

② 東毛オフィスツアー

③ ツムラ・明和村オフィスツアー

④ 西毛オフィスツアー

⑤ ぐんまTech Expo

⑥ 推し企業と出会う!ぐんまお仕事フェス

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