「ぐんま Tech EXPO 2025」学生招待ツアー
令和 7 年度群馬県U・Iターン就職促進イベント実施および調査事業
実施日:9 月 11 日(木)10:00〜17:00、12 日(金)10:00〜16:00
会場:Gメッセ群馬(高崎市岩押町)
県内外のものづくり企業が自社の独自技術や製品を提案・PRする展示商談会「ぐんま
Tech EXPO 2025」が、9月11日と 12日の2日間、高崎市岩押町のGメッセ群馬で開催されました。
企業にとっては、商談や新たな出会い(ビジネスマッチング)につながる貴重な場である
一方で、学生にとっては「地元産業の力」を知る絶好の機会。
県は、学生が現在学んでいる内容の先にどのような技術や企業があるのかを知る機会として、県内の大学に通う生徒や工業系高校に通う生徒を会場に招待し、地元企業の技術や取り組みに触れる機会を提供。さらに、企業の新卒採用担当者やインターンシップ担当者を対象としたセミナー、企業担当者と学生アドバイザーとの座談会など、若者と企業をつなぐための連携イベントもあわせて実施しました。
12日は、大学生の他
・伊勢崎工業高校 電子機械科 40 名
・太田工業高校 電気情報科 30 名
・前橋工業高校 1学年 280 名
の生徒が午前と午後に分かれ来場しました。
高校生たちは続々とバスで到着。入り口で先生からの注意事項を受けた後、会場内に入っ
ていきます。
■会場見学
会場には約 200社の企業や関係機関が出展。約半数を占める「加工・部品」ブースのほ
か、「DX」「省エネ・環境対応」「先端テク・AI」「機器・装置・ロボット」「設計・
研究」などの各企業が、最新の技術や製品を展示していました。
高校生たちは、それぞれが興味のあるブースで足を止め、質問を投げかけたりしながら、
興味深そうに説明を聞いていました。普段授業で学んでいることが実際に社会でどのよう
に活かされているのかを実感できた様子。中には、説明を担当した社員の方が高校の卒業
生だったりと、卒業後の活躍を間近に見られる嬉しい出会いもあったようです。
高校生たちは、「なかなか知ることのない地元の企業を知れた」「こんなすごいものが地元で作られていたと知り驚いた」「将来の就職先の選択肢が広がった」「進路選択のヒントになった」など、ものづくりの最前線の技術に触れ、目を輝かせていました。学びの延長線上に将来の仕事があることを肌で感じ、これからの進路や将来を考えるうえで刺激となる一日になったのではないでしょうか。
■TUMO Gunma(ツーモ グンマ)見学

今回の見学では、急遽Gメッセ群馬の 4 階にある「TUMO Gunma」にも立ち寄りました。
「TUMO」は、最新のデジタル技術を無料で学ぶことができるアルメニア発の教育施設。
「群馬をクリエイティブの拠点にする」と、今年 7 月にオープンした「TUMO Gunma」」は、アジア初の TUMO センターとして注目されています。
ここでは中学生や高校生が、3D モデリング・ゲーム開発・グラフィックデザイン・アニメーション・プログラミング・ドローイング・モーショングラフィック・映像制作といった世界レベルのデジタル技術を無料で学べます。
メインエリアで施設についての説明を受けた際、スタッフの方が「TUMOが群馬に来ると知り都内での仕事を辞めてここにきた」「福岡から引っ越してきた」と聞き、全国から人を呼び寄せるほどの魅力を持つ施設であることに、高校生たちも驚いた様子でした。
その後、施設内を少し見学させていただき、石破総理も座ったという、机と椅子が一体と
なった「TUMOBILE」で楽しそうに記念撮影をしていました。
■セミナー

11:00 からは、3階の中会議室で
「製造業における新卒採用成功の秘訣とは?」と題したセミナーを開催。
コベルコビジネスパートナーズ株式会社コンサルタントの山田崇朗さんが、企業の採用担
当者に向け、「売り手市場が続く新卒採用での学生の入社意欲を高める仕掛け」について
話しました。
まずは、「応募者が集まらない」など、学生の母集団確保に悩む採用担当者に、採用市場
の動向について説明。「選考や内定辞退が多い」「入社後のミスマッチが多い」「マンパ
ワー不足で採用選考に動員できない」といった担当者が抱える悩みに対し、重点を置くべ
きポイントや、入社意欲につながるインターンシップ・仕事体験について解説。実例を紹
介しながら解決のヒントを話しました。
特に企業間での取引となる製造業は学生からの認知度が低く、仕事内容をイメージしづら
いとのこと。インターンシップなどで学生との接点を増やすことが、企業のブランド力を
高め、認知度の向上につながる、とのことでした。
■地元大学生「学生アドバイザー」との意見交換
14:30からは、同じく3階の中会議室で2029年ごろ明和町に新工場を創業予定の「株式会社ツムラ」の担当者が加わり、「学生アドバイザー」との意見交換が行われました。アドバイザーを務めたのは、県内外の大学に通う1〜4年の 9人の学生。教育学部や経済学部といった文系から、医学部や工学部など理系まで幅広い分野の学生が参加し、それぞれの視点から就職活動や企業選びについて意見を述べました。
学生アドバイザーからは、群馬の企業に対するイメージや、群馬で働くことへの不安、自
身の就職活動の考え方、働きたい企業の特徴や魅力、就職先に求める条件のほか、すでに
就職活動を終えた学生からは印象に残った説明会などについてたくさんの意見が交わされ
ました。
「自分の考えと企業理念が一致しているか」「生活する上で重視する給料の額面や福利厚
生」「希望した職種で働けるか」「若手でも早くから活躍できる職場か」「管理職に女性
が活躍できるか、仕事をしやすい環境か」といった具体的な視点も紹介され、現在の大学
生のリアルな意見に採用担当者の方もうなづいていました。
■終わり
ぐんま Tech EXPO 2025は、企業と企業の交流だけでなく、企業と学生、若者と地域を
つなぐ場として、また、学生にとっては、地元企業の最先端技術や取り組みを直接目にす
ることで産業への理解を深め、進路選択や将来のキャリアについて具体的に考える貴重な
機会となったのではないでしょうか。参加者一人ひとりが自分の将来と地域の発展を結び
つけて考えるきっかけを得られた、貴重な1日となったようです。
⑤ ぐんまTech Expo2025
