ぐんまnote

GUNMA「ものづくり女子の談話室」⑥(株式会社ヤマダホームズ)

インタビュー

群馬県内のものづくり企業で働く先輩女性社員(ものづくり女子)にインタビュー!

仕事からプライベートまで「ものづくり女子の談話室」トークを楽しくお届けします!

Episode 06:株式会社ヤマダホームズ 安部 文子さん


 

今回は、「くらしをシアワセにする、ぜんぶ。」がコンセプトのヤマダホールディングスグループ企業で高崎市に本社を置く、創業73年目の株式会社ヤマダホームズの安部 文子さんにお話を伺います。

安部さんは1988年に入社、現在36年目でいらっしゃいます。

設計部で活躍する傍ら、社内の女性活躍推進チームのリーダーも務めていらっしゃいます。

では安部さん今日はよろしくお願いします。

 

――よろしくお願いします。

 

安部さんは、一級建築士でいらっしゃると伺っているんですけれども、この会社に入社したきっかけなどありましたら教えてください。

 

――当時、私は大阪で入社したんですけれども、ヤマダホームズは、元々は大阪に本社がある「小堀住研」という名前の会社でした。

大阪の一等地にすごくロゴの目立つ本社ビルがあって、関西では有名な“日本の気候風土を考えた住まいを建築する住宅メーカー”なので、設計者にとってはすごく憧れの会社だったんです。

若い頃から、「そこに入社したいな」と思って大阪の街を歩いていました。

 

夢が叶ったんですね。

 

――そうですね(笑)入りたかった会社に入れました!

 

 

設計部では、どのようなお仕事されていらっしゃるんでしょうか。

 

――設計部は、支店の設計業務の管理や改善とか、そういった全般を請負う部署なんですけれども、その中で私は、基幹システムの管理や改定、法改正の対応・管理や、支店の設計研修などを行っています。

今は2025年に建築基準法の大きな法改正があるので、その対応の準備なども進めています。

また、この業務と併せてなんですが、新しい商品・部材設定の検討にも携わっています。

 

商品開発とは、どういったものを進めているのでしょうか。

 

――当社は「爽空間」という炭の性質を利用して、部屋の壁や天井に炭を塗ってお部屋の空気を綺麗にする、という商品を提供しているんですけれども、それを購入したお客様から、「この部屋にいると花粉症の症状がよくなった気がする」というお声をいただいたんです。

そこで、「もしかしたら花粉症にも効果があるんじゃないか」ということで、今、花粉症の原因物質を研究されている教授と一緒になって研究を進めているところです。

 

安部さんは、女性活躍推進チームリーダーも務めていらっしゃるということなんですけれども、どのような取り組みされていらっしゃるんでしょうか。

 

――女性目線の商品開発として収納の提案を考えたり、あと社内の制度改定もしてきました。

「男性・女性にかかわらず、働き続けられるような会社になればいいな」と思って続けています。

今は住んでいる高崎市内から、いろんな会社にある制度、例えば育休の制度だったりとかそういったことを、社内にメルマガとかを使って配信したり、コラムを送ったりというようなことを月に1回程度行っています。

 

お話聞いている時も、非常に溌剌とキラキラとお話されている安部さんですが、働いていて、一番やりがいを感じるのは、どんな時になりますでしょうか。

 

――支店の設計業務をやっていた時にご提供したお客様から、今も年賀状が届きます。

写真入りの、ご家族の写真の年賀状が毎年届いて、コメントも書いてあってそれが本当にうれしくて、お正月明けの出社がいつもとても楽しみだというのがあります。

めちゃめちゃやりがいですね。

 

 

では、この先やりたいこと、目標などありましたら、ぜひ教えてください。

 

――今進めている「爽空間」の研究が、もっとたくさんのお住まいに行き渡って、皆さんが健康に暮らせるお家がたくさん提供できたらいいな、と思っています。

後はちょっとプライベートになりますが、私は夫と一緒に大阪から7年前にこちら(郡馬)に来ているんですけれども、本当に群馬を気に入っているんです。

実は、今年から夫が市民農園を借り始めまして、私はもう休みの日に雑草引きやっているだけなんですけれども、野菜の成長を見に行くのが本当に楽しみで、一緒に手伝って育てるようになりたいと思います。

 

 

最後にお聞きしたいと思います。
ずばり一言で。お願いできればと思います。
安部さんが仕事をする上で大切にしているキーワードをお願いいたします。

 

――継続は力なり、です。
諦めたらそこで試合終了ですね(笑)

 

今日は、株式会社ヤマダホームズの設計部で活躍しています安部さんにお話を伺いました。
安部さん、ありがとうございました。

 

――ありがとうございました。

 

 

※この記事は、2023年9月13日にエフエム群馬で放送された「GUNMA『ものづくり女子の談話室』」の内容を元に作成しています。


<編集後記>

  • 一級建築士の知見と女性目線による商品開発を進めつつ、社内制度の改正や研修も行っているという“カッコよく働く女性”のロールモデルような安部さん。お話も聞きやすく、楽しい取材時間となりました。お客様からいただいた年賀状を嬉しそうに見せてくださる顔がとっても素敵で印象に残っています。
  • 実はがんによる闘病も経験されていて、今はその経験を活かして、社内でピンクリボン運動(乳がんに関する啓発)の周知も行っているそうです。
  • 後日、菜園で育った白ナスの写真を送ってくださいました!丸々と実って美味しそう!!緑に白が映えてキレイですね。

もの女6-5

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