GUNMA「ものづくり女子の談話室」⑱(冬木工業株式会社)
群馬県内のものづくり企業で働く先輩女性社員(ものづくり女子)にインタビュー!
仕事からプライベートまで「ものづくり女子の談話室」トークを楽しくお届けします!
Episode 18:冬木工業株式会社 髙木 雅姫さん
今回は、総合建設と鉄骨製造の二つの事業分野で専門的な知識と技術力を持ち、今年97年目を迎える冬木工業株式会社の髙木 雅姫さんにお話を伺います。
髙木さんは今年入社をして、現在鉄構本部製造部で活躍されているということです。
それでは髙木さん、よろしくお願いします。
――よろしくお願いいたします。
髙木さんは現在どんなお仕事をされているんでしょうか。
――工場や倉庫、商業施設などのとても大きな建物の骨組みを製作する仕事をしています。
溶接をして一本の柱に組み立てたりします。
この工場内にも、ものすごく大きな鉄骨の部品がたくさん並んでいますけれども、あれは何の部品なんでしょう?
――工場や倉庫の柱になります。
一本10メートル近くあるような大きな部品もありますけれども、ああいった部品の溶接なども髙木さんがするんですか。
――ロボットに溶接してもらったり、溶接班っていう専門の方たちがいるので、その方たちに溶接してもらったりしています。
髙木さん自身が手で溶接することもあるんですか。
――あります。
小さな部品とかを溶接することが多いですね。
すごいですね!
改めてこの会社に入社した理由も教えてください。
――ものづくりが好きで、特に溶接が好きで仕事にしたいと思い入社しました。
ちなみに溶接の勉強はどうやってしたんでしょうか。
――高校卒業後に前橋産業技術専門校に入校して勉強しました。
ちなみに溶接のどんなところがおもしろいんですか。
――うまくなればなるほど、ビード(溶接したところ)が変わっていく変化がおもしろいです。
なるほど、その変化を見るのが楽しいんですね。
働いていて、やりがいを感じる瞬間ってどんなときですか。
――先輩方に褒められたときです。
一つ一つの作業に対して、どうすれば早く効率よくできるか考え、実行したことを先輩たちが見ていてくれるので、嬉しさだけでなくやる気にも繋がります。
そうなんですねぇ。
この会社の良いところを、せっかくなので教えてください。
――部署や年齢にとらわれず、仲が良いところです。
過度に気を張り詰めることなく、解らないことなど気軽に聞け、丁寧に教えてくれる優しい先輩方ばかりの会社なので、活気あふれる冬木工業で一緒に働いてみませんか。
とても働きやすいなと感じているんですね。
――はい、働きやすいと思います。
髙木さん、趣味でもお仕事でも何でも構わないんですけど、この先にやってみたいなとか、挑戦してみたいと思うことは何でしょう。
――工場内の仕事は部署ごとにやることが違うので、どの部署の作業内容もこなせるようになり、少しでも先輩方の力になっていきたいと思っています。
工場内の仕事全部やりたいということですか。
――全部やりたいです!
では最後に皆さんに伺っている質問なんですが、ずばり髙木さんがお仕事をする上で大切にしているキーワードを教えてください。
――コミュニケーションです。
普段から、コミュニケーションをとる事で解らないことなど聞きやすくなるので、大切だと思っています。
わかりました。
髙木さんどうもありがとうございました。
――ありがとうございました。
ということで、今日は冬木工業株式会社の髙木 雅姫さんにお話を伺いました。
※この記事は、2023年12月6日にエフエム群馬で放送された「GUNMA『ものづくり女子の談話室』」の内容を元に作成しています。
<編集後記>
- インタビューさせていただいたときは、とてもにこやかにお話ししてくださっていた髙木さんですが、写真のように、ガードを付けて火花を散らしながら溶接をしているときの表情がガラリと真剣な表情に変わっていて、そのギャップが非常に格好良かったです。
- (インタビュアーの岡部アナウンサーも言っていましたが、)訪問先の工場敷地内には太くて大きい鉄骨が何本も積まれていて圧倒されました。こうした部材を様々なものづくり技術で加工して、我々が利用している建物に使われているんだなぁと、思わずしみじみとしてしまいました。
- 溶接の世界は、技術を競う大会があるなど、とても奥の深い世界です。入社1年目の髙木さんがこれからどんどんその高みにステップアップしていけるよう、応援しています!