GUNMA「ものづくり女子の談話室」⑲(株式会社ミツバ)
群馬県内のものづくり企業で働く先輩女性社員(ものづくり女子)にインタビュー!
仕事からプライベートまで「ものづくり女子の談話室」トークを楽しくお届けします!
Episode 19:株式会社ミツバ 金谷 直子さん
今回は、桐生市に本社を構え、自動車・バイク用電装品の開発や製造・販売を行う独立系自動車部品メーカー、株式会社ミツバの経理部 税務会計課 課長の金谷 直子さんにお話を伺います。
金谷さんは2004年に入社されて、経理部で活躍をされています。
それでは金谷さん、よろしくお願いします。
――よろしくお願いします。
金谷さんは現在どのようなお仕事をされているんでしょうか。
――ミツバは、自動車のワイパー、パワーウィンドウモーター、電動パワーステアリング、バイクのスターターモーターを製造している会社です。
私は、経理部の税務会計課の課長として働いています。
税務会計課では、税務と会計、幅広い業務を行っていますが、ものづくりに関係するところでは、工場の棚卸、製品の原価計算、設備投資管理も担当していますので、製造現場とコミュニケーションをとる機会もたくさんあります。
経理のお仕事を通して、ものづくりの現場を支えているということですね。
この会社に入社をされた理由も教えてください。
――私の母が自動車のバンパーを製造する会社の事務をしていたので、私も小さな頃から自然と自動車業界に興味を持っていました。
ミツバを知ったのは大学時代の就職活動の時でしたが、グローバルなビジネス展開に魅力を感じて入社しました。
グローバルなビジネス展開に関心を持たれた理由というのはどういうものなんですか。
――日本のみならず、海外の自動車メーカーとの取引があるっていうところに、学生時代、ちょっとすごいなと感動しました。
作った製品がいろんなメーカーで使われている、世界中で使われているというところに魅力を感じたんですね。
金谷さんが働いていて、特にやりがいを感じる瞬間ってどんな時ですか。
――以前の業務で、ヨーロッパの関係会社管理を担当していたんですが、担当することになった時には、これが入社の動機に繋がる業務でしたので、とても嬉しかったのを覚えています。
グローバルな業務を担当できたという喜びですか。
――はい。言葉の壁とか、時差に苦労しながら、課題解決できたときには、達成感がありました。
最近、管理職になってからは嬉しかったり、悩んだりするという感じ方に大きな変化がありました。
今は自分の課の皆さんの仕事がうまくいったり、成長を感じられたり、周りから高く評価されることが何より嬉しいです。
そんな金谷さんですが、このミツバの良いところも教えていただけますか。
――会社に保育園があるところです。
保育園があるんですね!
――2007年4月に、会社のすぐ近くに社員のための保育施設がオープンしました。
おひさまガーデンという名前で、ミツバグループで働く母親のための保育園なので、園児の数は少ないんですが、その分子供達は伸び伸びと過ごせますし、何といっても保育料がお得なんです。
なるほど、会社の稼働日に合わせてちゃんと保育園も開いてくれると。
――はい。そうです。
保育園を運営している会社は数少ないんではないでしょうか。
子育て中の女性はもちろんのこと、男女問わず、当社には挑戦を後押しする風土があります。
ぜひ皆さんも私たちと一緒に挑戦してみませんか。
では金谷さんが趣味でもお仕事でも何でも構わないんですが、この先にやってみたいなと感じていることは何でしょうか。
――当社では、勤続20年を迎えると2週間休暇を取る制度があるので、お休みをとって旅行に行きたいです。
どんなあたりに旅行行きたいですか。
――トルコに行きたいと思っています。
トルコは歴史的な背景からすごく親日の国なので、居心地がいいですし、本場のベリーダンスも見てきたいからです。
なるほど。
では、最後に皆さんに伺っている質問なんですが、ずばり金谷さんがお仕事をする上で大切にしているキーワードも教えてください。
――スピードです。
後工程のことを考えて、「早し良し、ちょうど良し危うし」という行動を心掛けています。
常にスピード重視ということですね。
――社内であっても、後工程に迷惑を掛けないようにというところが、うちも製造業ですので、社内に根付いている風土の一つです。
解りました。金谷さんどうもありがとうございました。
――ありがとうございました。
今日は株式会社ミツバの金谷 直子さんにお話を伺いました。
※この記事は、2023年12月13日にエフエム群馬で放送された「GUNMA『ものづくり女子の談話室』」の内容を元に作成しています。
<編集後記>
- 金谷さんは、取材の回答もきっちりと準備してくださっていたので、スムーズに収録を終えることができました。さすが経理部会計課長、仕事がデキる女性は素敵です!
- 企業のワールドワイドな取組に興味を持ったり、写真のように国際交流を盛んにされている金谷さん。群馬県でも、こうしてグローバルに仕事をしている企業はたくさんあります。興味のある人は、ぜひそういった視点で会社選びをしてみてもいいかもしれませんね。
- お話しの中で出てきた事業所内保育施設「おひさまガーデン」、自社で保育園を持っているというのは、子育てをしている人にとっては、相当安心できる要素だと思います。園内の写真も送っていただきました。ありがとうございます!
- 完全に余談ですが、コーヒー好きの岡部アナウンサーが、出していただいたコーヒーをすごく美味しいと繰り返していました(笑)社内にある喫茶スペースで、専門のスタッフが淹れてくれるのだそうです。