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第3回ぐんま就活・働き方最新情報【2024グンマ・シューカツ・ネットワーク】

コラム

2024グンマ・シューカツ・ネットワーク

ぐんまの最新!「就活」「働く」情報をお伝え!

2024年度のグンマ・シューカツ・ネットワークは

2つのコンテンツでお送りします!

 

①プロの記者によるぐんまでの最新の就活や働き方の情報をお届け!

「ぐんま就活・働き方最新情報」

 

②学生ライターが、学生目線で、ぐんまでの就活や働くことについて記事を執筆!

「学生ライターが行く!ぐんまの就活・ぐんまでお仕事」

 

就活をしている、これからしようと思っている学生の皆様

そのご家族の方々

採用したい企業の皆様

群馬で働こうと考えている皆様

 

いろいろな角度から記事を掲載していきますので皆様是非ご覧ください!

 

 

新人教育やオフィス環境を充実!「働きやすい会社」目指す群馬県内企業の取り組みを紹介します 

 

就活生が企業選びで最も重視するのは「働きやすさ」だと言います。今回は若手が活躍できる職場を目指して、新人教育の充実やオフィス環境の整備などに取り組む、群馬県内の企業を紹介します。

 

1.経験豊富な先輩社員が新人をサポート 


自動車販売、群馬トヨペット(前橋市)の田村楓乃さん=写真右=は営業部門の新入社員です。都内から群馬県にUターン就職する際も「働きやすさ」を基準に志望企業を選んだと言います。


「車の運転が好きという理由でカーディーラーを志望し、複数社の説明会に参加したり、面接を受けたりしました。今の会社は職場の雰囲気や働く方の印象が良く、ここなら長く働けそうと入社を決めました」(田村さん) 

 

現在は高崎並榎店で初の女性営業職として、店舗を訪れた顧客に車販売の提案、購入後のアフターフォローなどを担当しています。田村さんの成長をサポートするのは、同じ店舗で働く剣持季幸さん。同社が取り組む「職場先輩制度」で選ばれた専属の指導係です。

 

剣持さんは車の整備を担うサービススタッフから営業部門へ異動した経歴を持ち、自動車に関する専門知識が豊富。田村さんも「車体だけでなく装備品や整備関連も詳しく、分からないことはすぐに教えてくれます」と笑顔で話していました。 

【写真説明】「職場先輩」の剣持さんから指導を受ける田村さん(左) 


同社の「職場先輩制度」は2017年、若手の人材育成の一環で導入されました。「同じ職場の先輩が新入社員を1年間サポートすることで、個々の成長とキャリア形成を促す狙いがあります」と人事部の木村愛恵さん。若手が早く仕事に慣れ、活躍できる環境をつくることで、離職防止や売上アップにつながる効果が出ていると言います。 

 

人材不足や採用難が続く中、今いる従業員を育てて企業の価値を高める「人的資本経営」を目指す企業が増えています。例えば、スキルアップや資格取得の支援金を支給したり、組織改革について話し合う機会を設けたり。若手の成長を見守り、働きやすい環境づくりに取り組む企業が群馬県内でも目立つようになってきました。

 

2.「おしゃれ」だけじゃない、成果が上がるオフィス 


【写真説明】「コミュニケーションと集中」を促す環境にこだわった、日東システムテクノロジーズの本社オフィス 

 

働き方改革の一環で、オフィス環境の整備に取り組む企業もあります。

カフェのようなワークスペースを設けたり、フリーアドレスやテレワークを導入したり。「雰囲気がおしゃれ」というだけでなく、職場環境を整えることで社内のコミュニケーションをスムーズにし、業務の生産性を上げるという狙いもあります。 

 

情報サービス業の日東システムテクノロジーズ(太田市)は、2021年に本社を新オフィスに移転しました。ガラス張りの外観に開放的なラウンジ、カフェカウンターを備え、立ったまま仕事ができるスペースや個室空間など。「集中とコミュニケーションのバランス」にこだわった点が評価され、同年には先進的なオフィスを表彰する「第34回日経ニューオフィス賞」のニューオフィス推進賞に県内企業で初めて選ばれました。 

 

「個人の成果を最大化し、チームで連携して成果を出していく。新しいオフィスは会社の理念と求める働き方を表現しています」と採用担当の酒井麻衣さん。「新オフィスが話題になったことで学生の志望者も増え、社員からは『仕事へのモチベーションが上がった』という声も。働く環境を良くすることは、若手をはじめ社員全体の満足度を高める結果につながっています」 

 

3.制服「今どき不自然」、髪色自由、ピアス解禁も 


【写真説明】ノーネクタイや脱スーツのオフィスカジュアルを推進する職場が増えている 

 

価値観の変化や自由な社風づくりを目指して、群馬県内でも服装のカジュアル化が業界を越えて広がりを見せています。 

 

県内の建設会社は、20242月に服装のカジュアル化を導入しました。入社5年目までの若手社員へのアンケートで、従来のスーツや制服が「今どき不自然」との声を受け、1年かけて服装マニュアルを見直したといいます。 

 

複数の金融機関もノーネクタイや制服着用を任意としており、ある信用金庫では全役職員を対象にカジュアル化を導入しました。大手スーパーマーケットチェーンも2023年から身だしなみの基準を緩和しており、自由な髪色や髪形、アクセサリーの着用を認めています。 

 

小売業界でも同様に新ルールを導入し、髪色やネイル、ピアスに対する制限を緩和。新ルール導入後、若者のアルバイト応募が増加し、採用の幅が広がったという効果も現れています。 

 

ひとことで「働きやすい会社」と言っても、キャリア支援や職場環境、やりがいづくりなど、企業によって力を入れているポイントが異なります。 

 

就活では、まず自己分析を通じて、自分が求める「働きやすさ」とは何かを明確にしてください。その上で企業の取り組みを知り、自分の強みややりたいことにマッチしているかを探ることが大切です。 

 

「ぐんま就活・働き方最新情報」

プロの記者によるぐんまでの最新の就活や働き方の情報を順次お届けしていきます。

① 群馬県内121社の動向を分析!「売り手市場」も採用意欲に落ち着き

② 群馬県内の学生必見!地元就職を成功させる「情報収集術」

③ 新人教育やオフィス環境を充実!「働きやすい会社」目指す群馬県内企業の取り組み

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