ぐんまnote

【先輩に聞く群馬の企業で働く魅力!】~SDGs推進で地域社会に貢献~

インタビュー


このトピックス欄では、群馬で活躍する若手社員のインタビューを掲載しています。

群馬での就職活動の参考にしてもらえるよう、県内の特色ある企業や生活環境の魅力をお伝えする記事を随時更新していきますので、チェックしてください!!


 

今回インタビューしたのは、2025年に創業100年を迎える「桐生信用金庫」(桐生市)で働く大和幹さん。入庫2年目で個人向けの営業をメインとして担当しています。大和さんに「仕事を通じた地域貢献 」について聞きました。

桐生信用金庫の大和さん
埼玉県内の大学の政治経済学部を卒業。2021年、桐生信用金庫に入庫。同金庫太田西支店に配属され、個人向けの投資信託や生命保険の販売をメインに行う。群馬県出身。趣味は八木節と音楽を聴きながらのドライブ。

 

—業務内容を教えてください。

 

入庫後は太田西支店に配属され、内勤で業務の流れや商品の勉強をしたり、電話セールスを覚えたりしました。2年目からお客様を訪問するようになり、LA(ライフプランアドバイザー)担当として人生設計に合わせた投資信託や生命保険を提案しています。

普段は一日平均10件ほどのお客様を訪問します。個人のお客様との面談ですと、長い場合は1時間に及ぶこともあります。商品を提案するためには、まずお客様自身の家族構成やマネープランを知ることが大切。時間をかけて人間関係を築くことを第一に考えています。

 

—仕事のやりがいは。

 

お客様に合った商品を提案して、喜んでいただけた時はうれしいですね。生命保険や投資信託は種類が多く「どの商品を選んだらいいか分からない」というお客様がほとんどです。

外回り営業を始めて半年たったころ、「子供に資産を残したい」と話す高齢のお客様に一時払い終身保険をお勧めし、契約していただきました。一時払い終身保険は、受け取り人を指定でき、死亡保険金の非課税枠で相続税を抑えられるというメリットがあります。「大和さんが案内してくれたから(その商品を)知ることができた」と言っていただけた時、今の仕事をやっていてよかった、お客様に貢献できたと感じました。

 

—働き始めて、就職活動中のイメージとギャップはありましたか。

 

金融機関は「固い職場」というイメージが、良い意味で裏切られました。

太田西支店は約15人の職員が働いていますが、年齢や部署を問わず仲が良い職場です。上下関係が厳しい吹奏楽部の出身なので、目上の方とも率直に意見を言い合える環境に最初は戸惑いました。ただ先輩の方から積極的に話しかけてくれるので、フランクな職場にも自然となじめるように。新入職員をサポートするメンター制度もあり、悩みや疑問を気軽に相談できる環境も整っています。

 

桐生信用金庫の大和さん

 

—桐生信用金庫を志望したきっかけは。

 

働くなら「仕事を通じて地域社会に貢献できる会社」にしようと決めていました。信用金庫は営業地域が決まっており、お預かりした資金も地域の発展のために使われています。地方銀行も就職先の候補でしたが、信用金庫の方がお客様と密に関われるのではないかと思いました。

桐生信用金庫は、私の地元である伊勢崎市内にも支店があります。通帳を作るためにお店を訪れたことがありますが、アットホームで居心地の良い雰囲気に好感を持っていました。調べると、預金を融資として地域に還元した比率を示す「預貸率」が全国の信用金庫でも上位で、地域貢献を第一に考える金融機関だと分かりました。

あと、子供の頃から八木節を踊るのが好きで、八木節といえば桐生だろうと(笑)。

 

—八木節ですか。若い方には珍しい趣味ですね。

 

確かに同世代で八木節が好きな人は少ないですね。小学1年生から習い始め、最初は友達がいるからと遊び半分でしたが、音楽好きだったこともあって独特のリズムに夢中になりました。今では地元の保存会に所属し、社会人になっても週1回の練習には必ず参加します。自分で踊るだけでなく、地元の子供たちにも踊りを指導しています。

八木節や地域の祭りを通じて多年代の人と交流した経験は、人の話を聞く楽しさを知り、自分自身の成長を実感できる貴重な経験でした。就職活動で「地域貢献」を軸に考えたのも、自分を育んでくれた地域社会に恩返しがしたいという思いからです。

 

—桐生信用金庫では地域貢献のほか、SDGs(持続可能な開発目標)にも早くから取り組んでいます。

 

大学では地域社会学を専攻し、授業でSDGsについて学びました。当庫のパンフレットで「きりしんSDGs宣言」を見た時は、群馬県内で取り組む企業があると知ってうれしかったですね。

金庫全体のSDGs活動としては、群馬県の桐生・みどり地区のみに自生するとされるカッコソウの保全活動や、省エネや再生可能エネルギーを活用するZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)対応店舗の導入、子供たちへの金融教育などがあります。現場レベルでも、ビニール袋をもらわない、ペーパーレス化の推進、月1回の地域清掃など、一人一人の行動を伴ったSDGs活動に力を入れています。

 

桐生信用金庫の大和さん

 

—仕事をする上で目標となる人はいますか。

 

自分の担当エリアの前任である先輩の男性職員です。営業に同行したことがありますが、お客様との距離感、関係性の築き方が上手で、自分の営業スタイルのモデルになっています。先輩はどんなお客様ともフランクに話すのですが、それは相手としっかり信頼関係が築けているから。

商品を提案する前に、人としてお客様とどう接するかが営業の基本です。自分と話す時間がお客様にとって居心地良く、楽しみとなるように、常に相手の気持ちに寄り添う姿勢を心掛けています。

 

—就活生へメッセージを。

 

最初から志望業界を絞らず、広い視点で業種や仕事内容を調べた方が良いです。自分の場合は「企業が今どんな取り組みをしているか」に焦点を当てて企業研究しました。企業を取り巻く状況や力を入れている分野を知ることで、働くイメージが固まってくると思います。

自己分析の一環で受けた性格診断も、自己PRづくりに役立ちました。頑固な一面があると診断されたのですが、一度断られても粘り強く提案し続ける姿勢は、営業に必要な素養としてアピールできます。リーダー的な資質もあるので、資格取得や営業成績を高めてキャリアアップし、いずれは後輩を指導するような立場になりたい。目標のために、今はやるべきことをこなし、着実に経験を積み上げていきたいと思っています。

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