GUNMA「ものづくり女子の談話室」⑤(株式会社鐵建)
群馬県内のものづくり企業で働く先輩女性社員(ものづくり女子)にインタビュー!
仕事からプライベートまで「ものづくり女子の談話室」トークを楽しくお届けします!
Episode 05:株式会社鐵建 三浦 萌果さん
今回は、Gメッセ群馬の柱や梁の鉄骨製品を製造した、藤岡市に本社を置く鉄骨ファブリケーター、株式会社鐵建の三浦 萌果さんにお話を伺います。
三浦さんは入社7年目、技術部で活躍されています。よろしくお願いします。
――よろしくお願いします。
技術部で活躍されているということですけれども、どういったお仕事されていらっしゃるんでしょうか。
――私は、鉄骨製品の梁の図面を書く仕事をしています。
最近では、先ほど紹介されたGメッセ群馬の梁も手掛けました。
ちょっと話が戻ってしまうんですが、「鉄骨ファブリケーター」とは、どんなお仕事になりますか。
――大型建築物の鉄骨の柱や梁を製造している工場のことを言います。
その中で三浦さんは、図面を書くお仕事をされているということですけれども、これは設計をしているということになるんでしょうか?
――設計とは少し違います。
私は梁の部署にいるのですが、そこで梁一本一本を作るための図面を書いているような感じです。
設計図というよりも、組み立て図面を描いていらっしゃる?
――はい。
現在そのようなお仕事をされている三浦さんですが、この会社に入社した理由、きっかけはどのようなものだったのでしょうか。
――前橋産業技術専門校で機械製図の勉強をしていたのですが、先生に勧められて鐵建のことを知ったのがきっかけです。
大きな建物を作ることで、地図に残る仕事をしてみたいと思い入社しました。
実際働いていてやりがいを感じる瞬間は、どんなときになりますか。
――自分の書いた図面が実際に工場で大きな鉄骨の梁となり、それが現場に行って建物になったのを見たとき、誇りに思いますし、やりがいを感じます。
この会社のいい所、教えてください。
――若い社員が多いので、事務所も工場もとても働きやすいです。
業種柄女子は少ない方ですが、私たちは5S活動を行っていますので、工場はもちろん事務所もきれいなので、とても環境はいいと思います。
それから、なんと言ってもボーナスが3回出るところです(笑)
福利厚生も充実しているので、色々と社員に還元していただいています。
例えば、どんな福利厚生があるんでしょうか?
――お弁当の半額補助や、若い社員には住宅手当も出ます。
残業をすると、おにぎりやパンも出ます。
残業すると、夜おにぎりとパンが出てくるんですか!?
――はい(笑)
何て温かい会社なんでしょう!
それだけじゃなく、会社の建物も水槽があったりとか、ガラス張りだったりとか、本当にきれいなんですよね。
さて、ここまでお仕事の話を聞いていたんですけども、趣味でも仕事でも何でもかまいません。
三浦さん、この先やりたいこと、夢など目標あれば教えてください。
――鉄骨製作管理技術者の資格を取りたいと思っています。
まだ知らないことがたくさんあるので、知識をつけてより会社に貢献できたらいいと思います。
最後にお聞きしたいと思います。一言でお願いします。
ずばり、三浦さんが仕事をする上で大切にしていること、こちらを教えてください。
――チームワークです。
今日は、株式会社鐵建の技術部で活躍されている三浦萌果さんにお話を伺いました。
ありがとうございました。
――ありがとうございました。
※この記事は、2023年9月6日にエフエム群馬で放送された「GUNMA『ものづくり女子の談話室』」の内容を元に作成しています。
<編集後記>
- 群馬県を代表する建築物であるGメッセ群馬の建設にも携わっていた三浦さん。これぞ「ものづくり女子」の真骨頂!といった感じで本当にカッコイイですね。
- 株式会社鐵建の本社にお邪魔しましたが、本当に洗練された素敵な建物でした。会社の技術を余すところなく発揮した梁や鉄骨は見ているだけで楽しかったです。
- 話に出てきた「5S」とは、整理(Seiri)・整頓(Seiton)・清掃(Seisou)・清潔(seiketsu)・しつけ(Shitsuke)という、Sの頭文字をもつ5つのキーワードからとった言葉です。これらの項目を徹底させることで、製品やサービスのQ(品質)・C(コスト)・D(納期)の改善を図る活動を「5S活動」といいます。もともとは、自動車メーカーを中心とした製造業で導入されてきましたが、近年、小売業・サービス業などでも5S活動に取り組む企業が増えてきました。知っておいて損はないワードですよ。