ぐんまnote

GUNMA「ものづくり女子の談話室」⑪(三幸機械株式会社)

インタビュー

群馬県内のものづくり企業で働く先輩女性社員(ものづくり女子)にインタビュー!

仕事からプライベートまで「ものづくり女子の談話室」トークを楽しくお届けします!

Episode 11:三幸機械株式会社 宮本 多恵さん


 

今回は、高崎市に本社を置き、様々な機械部品の製造などを手掛けている、三幸機械株式会社の宮本 多恵さんにお話を伺っていきます。

宮本さんは今年の4月に入社をして、現在生産二部で活躍されているそうです。

それでは宮本さん、よろしくお願いします。

 

――お願いします。

 

早速ですが、宮本さんは今どんなお仕事をされているんでしょうか。

 

――電子顕微鏡やロケット部品など金属製品の加工を勉強しているところです。

他にも、プログラム作成の方法や、加工の方法を学んでいます。

 

金属で様々な精密な機械に使われる部品を作る勉強している、ということですね。

今取り組んでいるのは、どういう部品の製作ですか。

 

――今は電子顕微鏡の部品です。

(形状が)箱型になる、装置の真空室になるところの部品を作っています。

 

なるほど。

どういう機械を使ってどういう加工しているかをちょっと教えてもらってもいいですか。

 

――縦型のマシニング(※)を使って表面を削ったり、穴を空けたり、溝を掘ったりする加工をしています。

※「マシニングセンタ」という金属を切削加工できる機械のこと。

 

それで金属を様々な形に変えていくわけですね。
この会社に入社をした理由も教えてもらえますか。

 

――私は、高崎産業技術専門校に在籍していました。

その時先生に、三幸機械を勧めてもらい、見学に来たところ、1人1台機械についていて、皆さん生き生きと働いている姿を見て、自分も一緒に働きたいなと思ったからです。

 

その空気感がよかったんですね。

 

――そういうことです。

1人1台機械を担当するっていうのはかなり魅力なんですね。

 

――はい。

他の会社を見たとき、1人1台機械についている会社はあまりなかったので、かっこいいなと思いました。

 

なるほど。

三幸機械では様々なオーダーメイドで、一点物のような部品を多く作っていると聞きましたけれども、それだけ責任感も大きいということですね。

 

――はい。「ミスしたらどうしよう」っていう緊張感はあります。

 

宮本さんは働いていて、やりがいを感じる瞬間っていうのはどんな時ですか。

 

――まだ入社したばかりなので、やりがいを感じるということはなかなか体験できていないんですが、これから技術力を高めて、感じられるような仕事をしていきたいなと思います。

最近は、工具の種類や名前が少しずつわかるようになったので、それは少し成長を感じます。

 

 

一つ一つ技を身につけていく喜びのようなものが感じられるということですね。

では、そんな金属加工に取り組んでいる宮本さんから見て、この会社の良いところって、どんなところだと思いますか。

 

――先輩方が気兼ねなく声をかけてくれるところがありがたいと思います。

工場は1人1台機械について集中して加工に取り組めるということや、会社の中でイベントごとがたくさんあるので、交流の場が多くあり働きやすいです。

 

世代的にはどうですか。

 

――幅広い世代いますが、若い自分と近い年代の人も働いているので、交流しやすいです。

 

では宮本さんが、今後やってみたい、チャレンジしてみたいと思ってることも聞かせてもらえますか。

 

――仕事では、今ロケット部品の加工には携われていないので、今後携われるようになりたいです。

 

宮本さんの作った部品をロケットに使ってもらおうということですね。

 

――はい。

 

 

仕事以外ではどうでしょうか。

 

――30歳までに日本全国回ることと、海外にもたくさん行きたいと思っています。

 

そのためにも頑張って働こうということですね。

では、最後に皆さんに伺っている質問なんですが、ずばり宮本さんが仕事をする上で大切にしているキーワードを教えてください。

 

――正確性と確実性を目標にやっていきたいと思っています。

 

これはもう部品づくりには欠かせない大切なキーワードということですか。

 

――はい。

 

わかりました。宮本さん、どうもありがとうございました。

 

――ありがとうございました。

 

ということで、今日は三幸機械株式会社の宮本 多恵さんにお話を伺いました。

 

 

※この記事は、2023年10月18日にエフエム群馬で放送された「GUNMA『ものづくり女子の談話室』」の内容を元に作成しています。


<編集後記>

  • 今年入社したばかりの宮本さんは、はにかむ笑顔がとってもキュートな方でした!
  • ロケットや電子顕微鏡など、マクロにもミクロにも壮大なスケールのものづくりに、群馬県の身近な企業が携わっているというのは誇らしいですね。
  • 1人1台の担当機械が持てるということに惹かれたり、将来的にロケット部品の製造に携わることを目標にされていたりと、ものづくり女子の矜持の片鱗が早くも垣間見える宮本さんのご活躍をお祈りしています!!

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