GUNMA「ものづくり女子の談話室」⑳(杉原エス・イー・アイ株式会社)
群馬県内のものづくり企業で働く先輩女性社員(ものづくり女子)にインタビュー!
仕事からプライベートまで「ものづくり女子の談話室」トークを楽しくお届けします!
Episode 20:杉原エス・イー・アイ株式会社 土田 良子さん
今回は伊勢崎市に本社を置いて、電子制御基板の設計・開発や製造などを手がけます杉原エス・イー・アイ株式会社の土田 良子さんにお話を伺います。
土田さんは2002年に入社をされて、現在生産部の課長代理として、活躍をされているということです。
それでは土田さんよろしくお願いします。
――よろしくお願いします。
土田さんは現在どのようなお仕事をされているんでしょうか。
――自動車のエンジンコントロールや、トラック・バスなどの電子制御を行う基板組み立てにおける生産管理を主に行っております。
また、ラインの計画作成や、適正な人員配置と、不足資材などの発注も行っております。
様々な制御基板がしっかりできるように管理されているということですね。
この会社に入社された理由きっかけも教えてください。
――はい、初めは知人の紹介で内職をしていたんです。
もともと細かい作業が好きだったのと、社員の方々がとても良くしてくださったので、入社をいたしました。
働いていて、特に土田さんがやりがいを感じる瞬間ってどんなときですか。
――自分が計画をした通りに、納期通りに製品が完成して、お客様に喜んでいただけたとき、本当に達成感を感じますね。
どうやったらこの課題案件をうまく進められるか、人員の配置等を考えていると、すごくわくわくします。
いろいろ考えて、考えて当てはめていって、「これだー!」とぴったりピースがはまったとき、本当に嬉しく思います。
なるほど。
計画通りにきちんと仕上げていく、パズルを組み立てていくようなそんな感覚でしょうか。
――はい、そうなんですよね。
この会社のいいところって、特にどんなところだと感じていますか。
――私がいる部署は、ほぼ女子ばかりなんです。
お子さんの学校行事とかのお休みなどもあるんですけれども、みんなで協力してカバーしていますので、安心して働けると思います。
また、お客様によっていろんな試験機とか、機械の操作なども経験することができますのでとてもやりがいがあると思います。
工程の改善などもみんなで意見を出し合うことができるので、うまくいった時の達成感は本当にはかり知れないものがありますし、日々、成長をさせていただいていると思っています。
皆さん楽しいので、ぜひ一緒に働きましょう!
では、お仕事でも趣味でも何でも構わないんですけれども、土田さんがこれからこの先やってみたいこと、挑戦してみたいことを教えてください。
――日々改善を心掛けておりますが、さらに改善を行って成果を出していきたいと思っております。
それから仕事とは関係ないのですが、スマートフォンでお花や風景などの写真を撮るのが好きなので、時間があったらたくさん取って、インスタに載せたりしたいなと思っています。
結構SNSにも熱心に取り組んでいるんですね。
――はい。
では、最後に皆さんに伺っている質問なんですが、ずばり土田さんがお仕事をする上で大切にしてるキーワードを教えてください。
――責任感ですね。
「人のせい」っていうのはないと思っています。人生はすべて自分の責任です。
行動も言動もすべて責任を持って行っていきたいと思います。
わかりました。土田さんどうもありがとうございました。
――ありがとうございました。
今日は、杉原エス・イー・アイ株式会社の土田 良子さんにお話を伺いました。
※この記事は、2023年12月20日にエフエム群馬で放送された「GUNMA『ものづくり女子の談話室』」の内容を元に作成しています。
<編集後記>
- 土田さんは、もうお孫さんもいらっしゃるそうですが、それを感じさせない若々しい印象の方でした。いきいきとお仕事をされている方は、皆さん年齢を感じさせない魅力あふれる方が多いです。
- 実際の職場の様子を拝見させていただいたのですが、本当に女性ばかりでした!一般的に繊細で丁寧な作業は女性が得意なことが多いからとのこと。「ものづくり」と聞くと男性の仕事というイメージが先行しがちですが、緻密な作業など、女性の方が向いている作業もたくさんあります。
- 職場に入る前にエアーシャワーでホコリを飛ばし、静電気を吸収する床が張り巡らされているという状況で、電子制御部品の繊細さがよく伝わってきました。実際の基板も、写真にあるような大きな拡大鏡でないとよく見えないくらい、小さくて細かくて驚きました。この小ささが、我々が持つ電子機器の小型・軽量化に貢献してくれているんですね。
- 計20回にわたって行ってきたGUNMA「ものづくり女子の談話室」のインタビューは、これにて終了です!関係者の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。