吉本芸人と行く!ぐんま就活バスツアー2024(西毛エリア)
吉本芸人と行く!ぐんま就活バスツアー2024(西毛エリア)
※ツアー参加者がレポートしてくれました!
皆さん突然ですが、就活イベントってどんなイメージが思い浮かびますか?
将来のために大事だけど堅苦しく退屈なイメージじゃないでしょうか。
そんなイメージががらりと変わる、就活イベントが群馬で開催されました!
それが・・・吉本芸人と行く!ぐんま就活バスツアー!
聞いただけで、普通とは絶対違うと思いませんか!?
実際、笑いあり学びありで参加者の満足度もとっても高かったのです。
今回は9月27日(金)に行われたぐんま就活バスツアー(西毛エリア)をレポートしていきます!
【第1弾】6月21日(金)採用人事の話が聞ける!語れる!交流イベント『群馬で働く魅力って?』
【第2弾】7月10日(水)吉本芸人と行く!ぐんま就活バスツアー(東毛エリア)
【第3弾】8月20日(火)採用人事による『全力魅力プレゼン』&交流会
【第4弾】9月27日(金)吉本芸人と行く!ぐんま就活バスツアー(西毛エリア)👈今回はこちら
1.「ぐんま就活バスツアー」とは
まず、ぐんま就活バスツアーについて説明します。
実は、群馬県は製造業の出荷額が毎年全国上位にランクインしている地域です。そんな「ものづくり」分野で働く魅力を知ってもらうべく、学生や求職者を対象に開催されたのが「ぐんま就活バスツアー」(群馬県主催「ものづくり企業」をめぐる日帰りバスツアー)です。
実際の現場や開発施設などを見て回り、社員さんと直接話すことで理解をより深めることができます。
そして、他にはない特徴として、ツアーに「吉本芸人さんがツアーガイド」してくれます!
芸人さんは各回で変わっていきます!
芸人さんと楽しみながら、新たなものづくりの魅力に気づける無料のバスツアーなのです!
今回のバスツアーを一緒に盛り上げてくださった芸人さんは、群馬住みます芸人「アンカンミンカン」さんと神保町吉本漫才劇場を拠点にご活躍中の「ネイチャーバーガー」さんです。
今回は群馬県のなかでも有数のものづくり企業である
【1社目】三幸機械株式会社さん
【2社目】株式会社アリギスさん を訪問しました。
2.1社目:三幸機械株式会社さん
三幸機械株式会社は、日本はもちろんのこと、世界中にもたくさんの顧客がいる国内最大級の大型の金属を精密加工している会社です。今年で50周年を迎えられたということで、メモリアルな年にお伺いできて、とっても幸運でした。
三幸機械株式会社は「三幸でなければできない、三幸でならできる加工技術がある。」のキャッチフレーズにあるように、お客様の受け皿となる会社として多種多様な金属の加工を行っています。
具体的には宇宙航空・ロケット部品、トンネルのセグメント、パラボラアンテナ(衛星放送の受信アンテナのこと、皆さんのおうちにもあるかもしれません…)などの精密加工を行っています。
そのなかでも私が一番驚いたのはやっぱりロケット部品です!
ロケット部品の一部がここ群馬県のものづくり企業から、世界へと進出しているのです。
群馬県民として、とても誇りに感じました。
きっとまだまだ群馬県には、このような優れた製品をつくっているものづくり企業がたくさんあると思うと、わくわくが止まりません!
●会社説明編
ここからは、訪問した時の様子をレポートしていきます。
まずは社員の方にお出迎えしていただき、会社説明を聞きました。
説明を通じて感じたのは、「ものづくり企業」としてのプライドです。
やはりこれだけの凄い製品を請け負っているだけあって、会社のいたるところにたくさんのこだわりが隠されていました。
詳しいことについてはこのあとの工場見学編で紹介をしていきます!
会社説明では福利厚生についてもお話がありました。
やはり自分が実際に働くとなった場合、会社の福利厚生は気になるところです。お聞きしていくと「これなら安心して働ける」と思える環境が整備されていました。技能検定に対する支援はそのひとつで、自身の成長を会社がサポートしてくれるのはとても働き甲斐がある環境ですね。
また、三幸機械株式会社さんは、ぐんま女性活躍大応援団の一員でもあります。女性が働く上でのサポートが手厚く、この後紹介する工場見学をした際にも働かれている女性の方が多くいらっしゃいました。
●工場見学編
ここからは皆さんお待ちかねの工場見学編です。今回は2チームにわかれて、工場見学を行いました。
まず見せていただいたのは、前述したロケットの部品です!まさか死ぬまでにロケットの部品をこんなに間近で見られる機会があるなんて、思ってもみなかったです…
この時ばかりは、他の参加者の皆さんもまるで子供のように目を光らせて見学していました。触らせていただくと、加工後だったということもあり、すごくつるつるで技術の凄さを肌で感じました。少しだけですが、宇宙を感じることができました!
続いて見学させていただいたのは、令和元年にできたばかりの新工場です。
ここにはたくさんのこだわりが詰まっていました。
まず1つ目は「温度管理」です。
長時間作業をされることが多いということで、従業員の方のことを考えた工夫が細部に施されていました。また、部品や機械の品質管理のためにも温度の調節は欠かせないということで、場所ごとにそれぞれ区切って温度の管理がされていたのが、とても印象的でした。
2つ目は使用している「機械設備」です。
大型のものから小型のものまであり、中には国内最大級の研磨機や聞いてびっくりの値段のものも…
「お客様の要望には100%でお答えをしたい」「いいものをつくるためには妥協をしない」という、三幸機械株式会社さんならではのこだわりがそこにはありました。
そしてなんと!三幸機械株式会社さんのホームページにある「WEBで工場見学」というページでは、いくつか機械設備の写真を見ることができちゃうのです。皆さんも是非、実際の設備を確認してそのすごさを目で見て味わってみてください!
■三幸機械株式会社HP「WEBで工場見学」
https://sankokikai.co.jp/factory/
そして最後の3つ目は「仕上げは手作業」というところです。
これだけたくさんの機械が充実していると、「今の時代は機械化が進み効率が重視されるようになってきているので、人間の手はそこまで必要ないのではないか」と思いがちです。
でも三幸機械株式会社さんでは違います。
「最後はやはり人間の力で、手作業で行うことが最高の品質を生み出している。」
こういった会社としての想いやこだわりがたくさんのお客様に頼られ、愛されている所以なのだと工場見学を通じて感じました。
●質疑応答編
ツアーの最後には質疑応答の時間がありました。
質疑応答がスタートし、どんなことを質問しようかと考えていると、
「皆さんの質問は社長にお答えいただきます」との声掛けが!
そこに現れたのは、今日の工場見学を一緒に回っていた撮影係の方でした。
まさかと思い振り向くと、そこには社長さんの姿が。
「撮影係の方、やけに帽子を深くかぶられているな、これも髪の毛を落とさないようにするためのこだわりか」と思っていたら、まさか変装のためだったとは・・・
撮影係として一緒に工場見学を回っていた方が、社長さんだったとは、まったく気づきませんでした…
こんな貴重な機会はない!ということで社長さんにたくさんの質問が飛びかいました。
質疑応答では
・製造業で働くことへの覚悟と必要な想い
・女性の働きやすさはどうか
・創立当初から続く変わらない想い
などについてお答えいただきました。どれもこの社長さんあっての三幸機械株式会社さんだなと思う回答ばかりで、就活生にとって非常に勉強になるお話でした。
いかがだったでしょうか?まだまだ伝えきれていない魅力がたくさんありますが、少しでも皆さんに三幸機械株式会社さんを味わっていただけていたら、嬉しいです。
三幸機械株式会社さんで働かれている皆さんはとても優しくて、実際に作業中の時でも会釈してくださったり、すれ違いざまには挨拶をしてくださいました。こういったお人柄の方達が作るものだからこそ、高品質で高性能な製品が生まれ、たくさんのお客様をお持ちなのだと感じました。
そんな三幸機械株式会社さんはこんな人を求めているそうです。
➀ものづくりが好きな人
②創意工夫やひらめきに優れている人
③地道に着実に取り組む人
特に3つ目は三幸機械株式会社さんで働いていくうえで最も大事なことだと感じました。
というのも三幸機械株式会社さんでは、はじめは先輩の活躍する姿から学び、ゆくゆくは自らの力で自立をしていく「徒弟制」が設けられているからです。
また、これだけの技術は短期間では身につかないため、忍耐が必要だと感じました。
そんな三幸機械株式会社さん、ここまでの話だと「少し大変なお仕事かもしれない」と感じてしまったかもしれませんが、もともと未経験の方がほとんどということでした。
その中には工業高校出身でない方も大勢いらっしゃるそうです。
「どんどんと実力をつけ、活躍をしていった先には豊かで、安定した暮らしが待っている」と社長さんも仰っていました。
是非、この機会に三幸機械株式会社さんについてもっと知りたい、ここが気になったという方はHPで更なる魅力について追ってみてください!
■三幸機械株式会社HP
https://sankokikai.co.jp/
3.バス移動
とても名残惜しいですが、ここで三幸機械株式会社さんには別れを告げ、2社目のアリギスさんに向かいました。
移動中のバス車内では、三幸機械株式会社さんを見学して感じたことの共有を参加者同士で行いました。はじめに芸人さんが盛り上げてくださったおかげで、皆さん緊張なくお話できる雰囲気がありました。これも「ぐんま就活バスツアー」ならではの光景ですね。
こうして共有をしあうと様々な視点で見学をしていたり、話を聞いている方が多く、新たな発見がたくさんありました。ひとりで参加する就活イベントよりも何倍もおいしいところだなと感じました。
4.2社目:株式会社アリギスさん
株式会社アリギスは精密板金業で主に板材の加工を手掛けており、お客様のニーズに合わせて多品種少量ロット生産で速やかに対応を行っている企業です。お客様から図面をお預かりし、プログラムを組み、NCT・レーザー・切削・ベンダー・曲げ・板金・塗装・組付・運搬と、一貫して作業を行っています。
皆さんは板金を近くで見たり、触ったりしたことがありますか?
板金とは「金属の板」のことで、とても硬くて人の手で持ち上げたり、形を変えようとするとすごく大変なんです。
しかし!アリギスさんの技術をもってすれば板金をどんな形に変えることもお手の物!
最新鋭のマシンが板金の形を変えていく様子には何度も鳥肌が立ちました。
詳しいことについてはこのあとの工場見学編で紹介をします!
~「アリギス」という社名について~
皆さんは、イソップ童話の「アリとキリギリス」を知っていますか?
お話では、アリは一生懸命せっせと働き、キリギリスは遊んでばかり、というイメージで描かれています。
アリギスさんではこれを現代の世界に置き換え、
「アリのように誠実に勤勉に働くこと」と「キリギリスのように情緒豊かに余暇を楽しむこと」
この両方のバランスを両立した会社にしようということで、「アリギス」という社名にしたそうです。
私自身このお話を聞いた時は、「この二つを両立して実現できたら最高だろうな」と思いつつ、「どうしてもどちらかの比重が大きくなってしまいうまくいかないのでは?」と考えました。
しかし、アリギスさんにはそんな不安が無駄なくらいの素敵な世界が広がっていました。
以下ではそんなアリギスさんの「アリ」の部分と「キリギリス」の部分についてレポートしていきます!
●会社説明編
会社に着いてすぐに社員の方が、温かく迎え入れてくださいました。
建物のなかに入って、まずは会社説明を聞きました。お話を聞いていて感じたのは「本当にアリとキリギリスの両面を大事にされているな」ということです。
「アリ」の部分に関しては、アリギスさんの掲げる4s「smile笑顔service奉仕speed迅速 sincerity 誠実」を体現するべく、「最新の設備」と「人」の部分の融合をもって、高品質な製品を生み出すことを大事にされていました。実際にこの4sは会社を見学している際に何度も感じることができました。
そしてもう一つの部分「キリギリス」です。併設の食堂では栄養満点の食事を格安で食べられたり(とっても美味しそうなメニューばかりでした)、お昼休みや休憩の時間には会社内にあるコートを使って球技をしたり、休憩をすることもできます。とても羨ましい施設の数々でした。
会社説明で、こんなにも「キリギリス」の部分、一般的に言えば福利厚生やプライベート面のお話をしていただいたのは、はじめてかもしれません。それだけアリギスさんが「アリ」と「キリギリス」の両面を大事にされているのだなと感じる説明会でした。
●工場見学編
工場見学の前に、お客様から預かった図面データを使って作業をする事務室へとお邪魔しました。
今回は特別にその作業工程を見せていただけることに!
素人である私たちのために、専門用語の説明を交えてお話をしていただいたおかげでとても分かりやすかったです。
また、「一つの板金加工にたくさんの労力が詰まっているのだな」と感じた瞬間でもありました。
さていよいよ工場見学!今回は本社を出て道路を挟んだ向かい側にある第2工場を見学させていただきました。
アリギスさんのコーポレートカラーは紫です。工場に向かうとまず、その紫がいたるところに配色されていて、とっても素敵な空間でした!従業員さんの制服も紫だったのがとても印象に残っています。
工場内に入るとすぐにたくさんの機械が同時に動いていることを感じました。
まず見せていただいたのはNCT(切り加工)と呼ばれる、事務室で見学した3Dデータ作業の次に行う工程です。多くの優れた機械がありましたが、そのなかでも特に金型オートチェンジャーは目を引きました。しかもこれは、設定すれば自動で動いてくれるそうなんです!
「日本のものづくりはここまで来ているのか」と感じた瞬間でした。
次に見学したのは曲げ加工です。クレーンのようなものにアームが付いていて、それが板金を次々と曲げていました。
最先端の技術を見学させていただけて、貴重な体験でした。
最後に見学したのは溶接の工程です。工場内での溶接がいくつもの工程から成り立っていたことには驚きました。「火花が散ってくっつく」のようなイメージとは違い、溶接にも手作業でするものと機械でするものがあり、最後には確認の工程としての仕上げ作業もあるんです。
どうでしょう、溶接ってとても奥が深いと思いませんか?
●質疑応答編
本社に戻ると質疑応答の時間となりました。
なんとここで、会社の屋上で焼いた焼き芋のお土産をいただきました!
なんというおもてなし!そしてここも紫という統一ぶりに感動です。
質疑応答の時間では、
・アリとキリギリスのバランスについて
・働く上で重要なこと
・どんな人を求めているか
などの質問が出ました。
そのなかでもやはりアリとキリギリスの両立のお話は、今後社会人になっても大事にしたいマインドだと感じましたし、こういった形で働ける会社はとても魅力的だなと感じました。
最後には社長にもお忙しいところ駆けつけていただき、参加者の質問に対して快く回答をしていただきました。そこには社長の会社愛が溢れていて、素敵な会社だなと改めて感じることができました。
そしてキャンプ好きの方はご存知かと思いますが、アリギスさんはTILL BRAMANというブランドも立ち上げているのです。
こちらも是非チェックしてみてください。
いかがだったでしょうか。少しでもアリギスさんの魅力が皆さんに伝わっていると嬉しいです。
三幸機械株式会社さんもそうでしたが、お仕事されている皆さんがとても会社愛に溢れていることを見学させていただく中で、感じることができました。その裏には、たくさんの努力があって、その想いがものづくりに反映されていることを知って、改めてものづくりに携わられている方々への尊敬の念が深まりました。
そんなアリギスさんでは、こんな人を求めているそうです。
①何事も楽しそうに取り組む人
②向上心のある人
③挨拶がしっかりとできる人
「アリ」と「キリギリス」の両面を大事にするアリギスさんだからこその求める人物像ですね。
なかでも➀はアリギスさんでお仕事するうえで大事かなと思いました。
ものづくりという仕事は、精密で繊細な仕事が求められます。お仕事を楽しみながらやることで、どんどんと成長をしていき、その道のエキスパートになれるのではないかと思います。
今回のレポートを通じてアリギスさんについて、もっと知りたい!となった方は、是非HPを覗きに行ってみてください。今回お伝えしきれなかった魅力がたくさん詰まっています!
■株式会社アリギスHP
https://arigis.co.jp/
5.バスツアーを通して
今回私は、はじめてバスツアーに参加させていただいたのですが、率直に「これが無料で参加できるのか」という感想が第一に出てきました。これだけの魅力の詰まった工場を見学させていただいたり、実際に社長さんに対してお話を聞けたりとこれだけのお得な就活イベントがあることに驚いたのと同時に、この企画をもっと多くの方に知ってもらえたらという想いが生まれました。
「群馬で働く、さらには群馬のものづくり企業で働く」このことを私は自信をもって、最高であると断言できます!そのくらいこのバスツアーはこれまで体験してきたどの就活イベントよりも満足度が高かったです!
そしてぐんま就活バスツアーならではの良さも発見することができました。それは芸人さんの存在です。バスの中で、ツアーを盛り上げてくださるのはもちろんのことなのですが、工場見学の際には進んで社員さんに対してコミュニケーションをとってくださったり、質疑応答の際には先陣を切って質問をしてくださり、参加者の皆さんが後に続きやすい雰囲気を作ってくださいました。そして「この貴重な機会を最大限活かしてほしい」と見学や質疑応答に参加する際の姿勢についてたくさんアドバイスもいただきました。
改めて、今回のツアーをご一緒していただいた「アンカンミンカン」さん、「ネイチャーバーガー」さん本当にありがとうございました!
これにて今回のバスツアーのレポートは終了です。このレポートを通じて「三幸機械株式会社」さん、そして「アリギス」さんの魅力が皆さんに伝わっていれば幸いです。そしてこのレポートが就職活動における、皆さんのきっかけづくりの一助となることを願い、締めとさせていただきます。
「ぐんま就活バスツアー」最高の就活イベントでした!