ぐんまnote

【先輩に聞く群馬の企業で働く魅力!】~群馬の企業で成長を~

インタビュー

群馬で働く先輩に群馬の企業で働く魅力を語ってもらうシリーズ。

今回は自動車業界向けのシステム開発のほか、WEBマーケティングやコールセンターサービスを提供するインターゾーン(高崎市)の山口彩希さんにインタビューしました。

 

同社は社員共通の基本価値観として「ベンチャースピリットを持ち続ける」と掲げ、社員が自らの「成長」を重視するとしています。

リクルートの「就職みらい研究所」が2023年卒の大学生・大学院生を対象に実施した「就職プロセス調査(2022年12月1日時点内定状況)」では、「就職先を確定する際に決め手となった項目」を「自らの成長が期待できる」とした人が47.7%と最も高くなっています。「成長したい」と首都圏の大手企業に目が向きがちな就活生も多いかもしれませんが、群馬県でも成長できる環境はあるはず。社員約170人の同社での経験を聞きました。

山口彩希さん
2016年、県内大学の経済学部卒業後、インターゾーン入社。コールセンタースタッフの管理や研修を手掛けた後、システム開発部門へ。部門リーダーを経験。

 

――山口さんの業務内容を教えてください。

 

入社半年ごろから車検や車両販売を手掛ける企業や店舗のリピーター獲得を支援する「自動車業界向けの顧客管理システム」の開発・リニューアルに携わってきました。元々はコールセンター事業で使うためのシステムでしたが、今では当社のメーン事業の一つに成長しています。

 

私はプログラミング言語を使ってシステムを作るプログラマーやエンジニアではなく、「プロジェクトマネージャー」という職種でシステム開発部に所属しています。役割は3つで①開発の優先度を決める、②開発内容(画面や機能のデザイン)を決める、③機能リリースまでの進行管理、です。社内の様々な部署とも連携しながら、エンジニアの皆さんとシステムを日々改善しています。

 

――山口さんは開発部門に所属しているとのことですが、経済学部出身と聞きました。「システム」というと高い専門性が求められる気がしてしまいます。入社した決め手は何でしたか。

 

元々は、東京で好きなアパレルやインテリア関係の仕事に就こうと考えていました。ただ、採用面接に臨む中でどうもしっくりこず悩んでいたときに出会ったのが、大学のゼミの就職相談会に訪れたインターゾーンの社長でした。

 

社長にはなぜか積極的に自分の気持ちの「もやもや」を相談できました。そして、「せっかくだから会社説明会くらいは行こう」と出向くと、そこで現れたのは入社2年目のいわゆる〝格好良い〟先輩。その姿に憧れました。

 

正直、そのときは会社の業務内容は良くわかりませんでした。でも「一生懸命やれば何でも好きになれる」と思っていましたし、自分もその先輩のような姿に成長できる気がしたのです。自分が目指したい将来の姿と会社の目指す方向性が同じだと感じられました。

 

――「成長できる気がした」とのことですが、実際にどのような経験を得られましたか。

 

例を挙げると、私の原点になっている体験が入社してすぐありました。

 

入社半年で、システム開発の仕事を任され、具体的な実務は全部私が担うことになりました。すぐに一人で大きな仕事を任せてもらうのも、インターゾーンならではだと思います。

 

ところが、大失敗でした。当時は社内にエンジニアがおらず、パートナー企業に開発を委託していたため、私たちが作りたいシステムに必要な機能や性能を記した「仕様書」と呼ばれるものを作成して開発を依頼しました。しかし、実際に出来上がったのは、思っていたのと全然違うシステム。すべてやり直しとなり、入社していきなり100万円以上無駄にしてしまったのです。

 

知識不足のため「依頼時に十分な説明ができていなかったのが悪かった」と大変反省し、仕事相手となるエンジニアと同じ目線に立った上で、一緒にプロジェクトを進められるようになりたいと考えました。

 

そこで、社長に直談判して会社に費用を出してもらい、週20時間ほど時間外でプログラミング教室に通いました。インターネットで個人メンターも探しました。

 

こうした経験が、今につながっています。スキル面の獲得はもちろんですが、プログラミング言語を直接使う仕事をしていなくても、基本知識があるからこそ仕事相手の考え方を理解し、尊敬の気持ちを持てるようになりました。

 

――そうした努力を継続して続けているのでしょうか。

 

会社の成長とともに私たちが手掛けているシステムの社内や顧客先での役割は大きくなっていくので、日々新しい課題が出てきています。個人の裁量が大きい分、自分が成長しなければ課題をクリアできないので、自分自身の課題を分析し解決していくことが当然のように求められます。

 

ただ、努力しているという意識はあまりありません。

 

もちろん大変なことも多いですが、むしろ課題が多い方が楽しいです。16種類のパーソナリティーに分類する世界で有名な性格分析をやってみたのですが、私は「ピンチに強い実務家」らしいです。ピンチのほうが燃えるんですよね。

 

――これからの目標について、就活生へのアドバイスと併せて教えてください。

 

今、システム開発の仕事と並行して、1人で「新規事業」の立ち上げ検討をしています。テーマ含めゼロ、まさに模索中です。そんな機会を会社員という立場ながらにいただけるのは恵まれていると感じますし、有難い環境です。インターゾーンには県外に住みながらのテレワークや副業といった働き方をしている社員もいます。

 

一方で、会社は、こうした機会を与えてはくれますが、やりたいことや実現したい働き方を可能にするのは最終的には自分しかいません。この会社は「やりたいやつが、めちゃくちゃ頑張ったら受け入れてくれるところ」なんです。自分が求められていることを分析し、課題に対して学び続ける必要があります。

中小企業には大企業ではないからこその、魅力と厳しさがあります。大切なのは、会社の所在地や規模ではなく、自分がどんな環境で働きたいか、どう生きたいか、という視点だと思います。

 

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