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【#IT業界の仕事#群馬#就活】東京コンピュータサービス(株)高崎支店

インタビュー

学生ライターが行く!グンマ・シューカツ・ネットワーク

学生ライターが行く!グンマ・シューカツ・ネットワーク」では、学生ライターが注目する企業・業界について、学生がインタビューし作成した記事を掲載していきます!

ぐんまでの就活について、学生目線でいろいろな角度からお伝えしていきます!

 

今回は、IT企業の日常・やりがいなどについてインタビュー!

就活時のポイントなどもお話いただいています、ぜひご覧ください!


取材:西野駿さん(群馬大・3年)

 

東京コンピュータサービス(TCS)は1971年創立の独立系IT企業です。

事業領域は自動運転技術や発電制御などの社会インフラ、医療、金融、情報・通信、流通など多岐に渡ります。

TCSの強みとしては、多種多様な業界とのつながりで得られたシステム開発のノウハウの豊富さが挙げられます。

 

東京コンピュータサービス(TCS)をインタビュー先に選ばせていただいた理由

私はTCSのノーコードツール開発のインターンシップに参加させていただいたのですが、その時の社員の皆さんの雰囲気が非常に良くて、もっとこの会社について知りたいと考えて、インタビュー先に選ばせていただきました。

 

東京コンピュータサービス高崎支店所属の小田部祐貴さんと飯塚航平さんにお話を伺いました。

左から、飯塚さん、西野さん、小田部さん

 

――在籍している部署やチームについて教えてください。

 

小田部さん)

私が在籍しているチームでは、自動車メーカー向けの車の部品管理のシステムを開発しています。全体としては大きなシステムなのですが、まず小さい部分から徐々に改修していくような形で仕事をしています。

 

飯塚さん)

私は現在、ファッションや小物を扱うECアプリの開発を行っているプロジェクトに参加しています。支店内にメンバーが11人いて、その中で複数のチームに分かれています。私の担当はユーザーが使用した後の動きの部分、バックエンドと呼ばれるところを開発しています。

 

 

――1日の業務内容はどんなものですか?

 

小田部さん)

私の1日は、けっこう日によって変わります。具体的に何をしているのか一概に言えないですが、最近の仕事の流れとしては、大体1日の半分ぐらいは打ち合わせをしています。

現在担当しているのは管理系の業務で、先を見据えた仕事の流れのことも考えるので大変なところがあり、各メンバーがどう作業を進めていくかの打ち合わせを頻繁に行っています。

気付けば昼が終わり、再び打ち合わせを行っていることもありますが、自分で物をつくる時間は確保しています。途中で問い合わせが入ってきたりして、作業が中断することもありますが、私としては物をつくる時間が好きですね。

尚、打ち合わせに関しては、今は対面よりもリモートでの打ち合わせが主流で、お客さまともリモートでのコミュニケーションになっています。

 

小田部さんは地元の群馬で働きたいと考えていたという

 

飯塚さん)

私の1日の仕事の流れは、まず出社してから全体の朝礼があり、その後のプロジェクトのタスクを共有して、1日がスタートします。クライアントとのコミュニケーションも大切で、午前11時ごろにはクライアントを交えての朝会があります。その中で今日のタスクや負荷、共有事項や相談事を確認し、進行します。午前中は会議などで多忙ですが、午後からは主に自分の作業、例えば開発などを進めています。

 

 

――どのようなところに仕事のやりがいを感じますか?

 

小田部さん)

仕事のやりがいとしては、私が作っているのはアプリなので、基本的には画面があります。その画面を作って、まずは自分で思った通りに動作させることができた時はうれしいです。さらに製品をお客さんに見せて、実際に触れてもらった時に「これいいね」と言ってもらえるところが最もやりがいを感じます。

 

飯塚さん)

私も感じることはほとんど同じです。自分でコードを組んで、それが実際に動いた時の喜びは一番大きいです。エンジニアとして、自分が作ったものが動作するとうれしさを感じます。そして、それがテストを経てリリースされた時、実際にアプリを動かして、自分が作った機能が正しく動いているのを確認すると、さらに「自分がこれを作ったんだ」という達成感を感じますね。

 

飯塚さんは文系学部出身だが、本人の努力や周囲のサポートで活躍できるように

 

――最も印象に残っている仕事は?

 

小田部さん)

入社後、3、4年目に携わったファッション量販店などで導入されているICタグによる流通・在庫管理システムの開発が印象深いですね。初めて本格的に自ら画面などの制作をして、最終的にはプロジェクトの管理なども行い、自分自身がエンジニアとして成長を実感できた仕事です。

 

飯塚さん)

私は、現在携わっているプロジェクトが印象深いです。従来ですと、お客さまとのやり取りはメールが主だったりしますが、それをコミュニティーツールのスラックを使ってのやりとりにして、かなり活発でフランクな話し合いができ、スピード感もあって相談などもチャットですぐ行えるので仕事のやり方、進め方として、こういう手法があるのかと気付きました。

 

 

――専門的な話ですが、私は現在、大学3年生でコンピュータサイエンスを専攻して、主にC言語を学んでいます。さらにJAVAなども勉強しているのですが、新しい技術を習得していくコツなどはありますか?

 

飯塚さん)

コンピュータの言語ごとに独自の「作法」があると思いますが、それぞれの共通点もあり、それを軸に思考して、この言語ではこういうこともできるのかという形で新しい知識を習得していくことですね。異なる言語の複数のプロジェクトで仕事をしていた時期もあり、そこでの経験が生かせることもあります。

 

小田部さん)

新しい技術でいうと「ローコード開発」という、プログラミングを組まないで大半をつくるかたちで言語さえないようなものがあり、一から学ぶこともあります。新しい技術を楽しむような感覚が必要だと思います。大学で学ぶ基礎的な知識ももちろん大切ですね。

 

大学の専攻に近い仕事に就いたとしても、学び直すことは多いというのが印象的だった

 

――入社時にコンピュータやプログラミングの知識はどれくらいありましたか?

 

飯塚さん)

もともと大学での専攻は経営学部で文系でしたので、大学の授業で、1コマだけ「SQL」の勉強をしました。それぐらいの知識でした。

大学時代はプログラミングなどの知識はなくて、入社して初めてプログラミングに触れてということになります。入社後の研修では仕事で使用している言語などを一から学びました。

 

小田部さん)

大学での専攻のメインは生物学系でしたので、C言語に関しては、年に2コマ分、半年間の授業があったぐらいで、そこで学んだだけですね。

 

 

TCS高崎支店長の狩野康治さんにも仕事や採用についてお話を伺いました。

 

当社の仕事はお客さまのニーズに合わせて、プロジェクトチームを立ち上げて開発する仕組みになります。

この業界の仕事の話をしますと、例えば、メーカー系のいわゆるモノづくり企業のエンジニアですと、ある部署に配属されたらそこで特定の製品開発をずっと行う、究めるかたちが多く、パーソナルコンピューター(PC)上で動く製品(アプリ等)の開発などはイノベーションにより言語がどんどん変化していくのに対応していく仕事スタイルです。さらに金融機関などのシステム会社ならば基幹システムがあって、それを維持・運用していくというような専門の仕事もあります。

わが社のような独立系の会社では、さまざまな言語を用いて顧客のニーズに合わせてシステム開発を行うので多種多様な業界の仕事に携われるのが魅力だと思いますね。

 

 

――採用時に一番気にするところはどこですか?

 

清潔感が一番大切だと思います。

人と初めて会うとき、最初はウェブでの面談かもしれないですが、清潔感は対面時には特に重要です。人間は第一印象で相手を判断しがちですので。

さらにポイントとして、面接の際には「自分が会社を選ぶ」という気持ちで臨むべきだと思います。選ばれる立場ではなく「自分が面接官」の感覚でいれば、質問する時間も増やせると思います。

自分を売り込むようなかたちで質問をすると、受け身にならずに面接できます。面接官もきっとあなたを採用したいと思っていますし、もし気に入らなければ、別の選択をすればいい。その気持ちで面接を受ければ、心理的にも楽で、答えもきちんと出せると思います。

 

 

――お二人がこの会社に決めた理由は?

 

小田部さん)

やはり面接時のやりとりだと思います。他に内定をもらった会社もありましたが、面談の際も何かしっくりこない感じでした。この会社の面接ではとても良い印象を受けました。

 

飯塚さん)

大学時代は自分が何をやりたいかが定まっていないところもあり、就活ではさまざまな業種を受けました。その中でIT系のTCSで話を聞いたときに一番「ワクワク感」があって興味を抱き、入社試験を受けることにしました。筆記試験の際もぜひ来てほしいと言われて、その後面接を受けたときの印象がとてもよかったのですが、その時の担当者が小田部さんでした。

 

就職活動中の出会いが現在につながっている関係性は自ら動いたからこそだと思った

 

狩野さん)

わが社は若いエンジニアにも採用面接をさせるようにしており、その際のポイントとしては「一緒に働きたい」と思う人材を選べと言っています。妥協はせずに、面接官自身がその人を後に育てていけるような、そんな気持ちで臨んでほしいと考えています。

 

 

――群馬で働くことを決めた理由は?

 

飯塚さん)

群馬出身ですが、大学の時は神奈川にいました。就活した当時はやはり物価などを気にしていました。群馬は暮らしやすいという印象があります。家賃などの金額でそれを感じました。生活していく中で大事なポイントですね。

 

小田部さん)

群馬出身ですが、他県などと比べても自分にとって地元は仕事をして暮らすのにちょうど良い感じで。やはり群馬が一番好きですね。

 

 

【まとめ】

実はインタビューしているうちに話が弾んでしまって、1時間半もお話をしてしまいました。マニアックな質問もありましたが、記事の読みやすさを考えて編集してみました。

 

システム開発の現場を想像すると、薄暗い部屋でコンピュータに向き合い続けるようなものを想像するかもしれません。しかし、よほどの天才でない限り、チームを組んで協力して大きなものを作り上げるので、やはりコミュニケーション能力は必須だなと感じました。

 

企業の採用の根幹は、「一緒に働きたい人間」を選ぶことだとの話もありましたので、皆さんの就活にも生かしていけるといいですね。

 


 

『学生ライターが行く!グンマ・シューカツ・ネットワーク』(令和5年度)

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